2023年9月5日〜8日、兵庫県パリ事務所サロンで「Japon Hyogo Exposition 2023」を開催しました。
本イベントは、2022年に同会場で行った「型紙〜KATAGAMI〜」のイベントを拡大して実施し、「丹波焼」「出石焼」「赤穂緞通」「播州型紙」などが出展。日本文化に精通するフランス人通訳者が会場に常駐し、来場者と一緒にブースを巡りながら、各工芸品の特徴や魅力、作り手の思いや歴史、地域文化などをフランス人にわかりやすい表現で解説しました。
また、今回初めて「PARIS DESIGN WEEK」(https://www.maison-objet.com/paris-design-week)のオフィシャルイベントとして登録。当団体発行の仏向けフリーマガジン「WAttention」(https://adjustbook.com/doc/us/13145/bk/16381)での告知だけでなく、兵庫県パリ事務所からの SNS 発信、PARIS DESIGN WEEK のパンフレットやウェブサイト等でも情報を拡散しました。
その結果、18歳〜80歳の幅広い世代に、目的をもって会場に足を運んでいただくことができ、4日間でのべ85人がご来場くださいました。来場者の多くが、元来日本が好きだったり、日本文化に興味を持ったりしている人たちでしたが、通りに設置していた看板をたまたま見て、「おもしろそうだったから」と立ち寄ってくださった方も複数人ありました。
兵庫に受け継がれた美しいモノは、多くのフランス人たちを魅了。作り手の静かな情熱が込められたモノのストーリーにも興味津々の様子で、在廊していた「赤穂緞通」の作家や通訳者に熱心に質問する姿も多数見られました。
会期中に開催した「播磨型紙」のワークショップや、「菊正宗酒造」(神戸)「岡田酒造」(加古川)の協力による日本酒の試飲会も大変好評でした。
来場者のアンケートからは、兵庫の伝統文化に対する関心の高さがうかがえ、本イベントの可能性を実感しました。